
Webサイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両面でとても重要な要素です。
Googleの調査によると、ページの読み込み時間が1秒から3秒に増えるだけで、直帰率が32%も上昇することが分かっています。
この記事では、技術的な専門知識がなくても実践できる、サイト表示速度の改善方法を5つご紹介します。
目次
1. 画像を最適化する
Webサイトの重さの原因で最も多いのが「画像」です。
高画質すぎる画像やサイズの大きい写真は、読み込みを大幅に遅らせてしまいます。
対策ポイント
- 画像は必要なサイズにリサイズする
 - JPEG形式を基本に、透明部分がある場合はPNGを使用
 - WebP形式で保存すれば、ファイルサイズをさらに軽減
 - WordPressの場合は「EWWW Image Optimizer」や「TinyPNG」などのプラグインが便利
 
さらに、
- レスポンシブ画像の実装
srcset属性を使用して、デバイスのサイズに応じた適切なサイズの画像を配信することで、モバイルユーザーの読み込み時間を大幅に短縮できます。 - 遅延読み込み(Lazy Loading)
スクロールして表示領域に入るまで画像の読み込みを遅延させることで、初期表示速度が向上します。HTMLのloading="lazy"属性を追加するだけで実装可能です。 
2. キャッシュを活用する
キャッシュとは、ユーザーが一度アクセスしたページのデータを一時的に保存し、次回の表示を速くする仕組みのことです。
対策ポイント
- WordPressなら「WP Fastest Cache」や「LiteSpeed Cache」などのプラグインを導入
 - HTMLやCSS、JavaScriptを圧縮する「ミニファイ」機能も活用
 - サーバー側のキャッシュ設定(LiteSpeedなど)も有効
 
3. 不要なプラグインやスクリプトを削除する
プラグインや外部スクリプトが多すぎると、読み込みのたびに余計な処理が発生します。
対策ポイント
- 使っていないプラグインは削除
 - 外部サービスのスクリプト(例:分析ツール、SNS埋め込みなど)は必要最小限に
 - テーマに不要なコードが残っていないか確認
 
4. 高速なサーバーを選ぶ
どれだけ最適化しても、サーバー自体が遅いと限界があります。
格安サーバーから高速なレンタルサーバーに変えるだけで、表示速度が倍以上変わることも。
おすすめポイント
- LiteSpeedやHTTP/3に対応しているか確認
 - 共有サーバーから専用サーバーやVPSへの移行を検討
 
5. 不要なリダイレクトやコードを整理する
古いURLや不要なリダイレクト設定があると、その分だけ読み込みが遅くなります。
また、CSSやJavaScriptが複雑すぎると、ブラウザの処理時間も増加します。
対策ポイント
- 不要なリダイレクト(301や302)を整理
 - CSS・JavaScriptをまとめて圧縮(Autoptimizeなどのプラグインが便利)
 - head内の不要なタグを削除
 
まとめ
サイトの表示速度は、ユーザー体験やSEOに直結する重要な要素です。
今回紹介した方法を実践すれば、見た目は変えずに体感速度を大幅に改善できます。
まずは「画像の最適化」や「キャッシュ設定」など、できることから始めてみてください。
改善後は「PageSpeed Insights」などでスコアを確認し、効果を数値で実感してみてください。
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